562:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/31(月) 19:59:25.82 ID:dUiGYi2AO
江藤「へ……?」
江藤は間抜けな声を上げて目を見開いた。
そして目の前で繰り広げられた現実をゆっくりと脳で処理する。そして悟った。
563:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/31(月) 19:59:53.44 ID:dUiGYi2AO
江藤はそのまま置物のようになってしまった澪の頭を踏み下した。
そうする事で厄災を征した達成感を得られる気がしたからだ。
江藤「最っ高ねぇ! 澪ちゃん、今どんな気持ち? お姉さんに教えてくれない?」
564:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/31(月) 20:00:22.27 ID:dUiGYi2AO
江藤「は?」
身体の何処かが痛いわけではない。厳密に言えば澪に噛み切られた唇が痛むがそれは今はどうでも良い。
問題なのは何故自分の顔に血が舞ってきたのか、ということだ。
565:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/31(月) 20:00:51.38 ID:dUiGYi2AO
澪「ははっ……。やっぱ痛いな、これ」
江藤「〜〜っ!?」
江藤は言葉が出なかった。
566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/31(月) 20:01:18.52 ID:dUiGYi2AO
そっと出血部分に掌をあてがう。
すると傷口が白い蒸気を上げて凍り付いていった。
澪「テスト前日で徹夜してる時に手の甲にシャーペン刺してたの思い出してさ……。やっぱり気怠さの一番の薬は痛みだよな」
567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/31(月) 20:01:46.88 ID:dUiGYi2AO
────。
結論から言うと江藤はまだ生きていた。厳密には生かされたというべきか。
全身を氷で穿たれてなお、彼女は死ぬ事を許されてはいなかった。
江藤「うぐっ──!」
568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/31(月) 20:02:20.16 ID:dUiGYi2AO
澪「大丈夫だよ。死なない程度の血は残しておいてあげるから」
口元に塗れた血を拭い、手の甲を伝った血に舌を這わせる。
瞳はどす黒く濁り、かつての面影があるとすればその冷たさだけだった。
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/31(月) 20:03:31.89 ID:dUiGYi2AO
澪「それじゃ、零崎を始めるとしよう」
律「なぁにわけわかんねー戯言言ってんだ」
そんなノリ
570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/31(月) 20:59:22.41 ID:mXnDk00Xo
乙です!
いはやは、澪ちゃんエロカッコイイな。
この澪ちゃんから「ときめきシュガー」みたいなピュアピュアな歌詞が出てくる事は二度と無いんだろなぁ
571:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/01(火) 03:26:21.67 ID:vcHD50fAO
澪「新しく歌詞書いたんだけど見てくれるかな…?タイトルは恋の血清って言うんだけど…」
律「却下だ」
こんなノリ
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