過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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613:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/05(土) 21:23:32.35 ID:tyHtWWkAO
 高く塗り固めた壁が弱点となる事もある。
それは風使いの少女も雪の女王も同じだ。
或いはその強さこそが強者の唯一の弱点なのかもしれない。

しずか「我慢しないでね。これからはずっと一緒だよ?」

 君が弱いところを見せたくないなら私がそこを埋めてあげるから。
 無くしたものが恋しいなら私が見つけてあげるから。
 そうして胸の中で言葉を連ねている内に姫子を抱く力が強くなっていった。
しずかの肩に頬を預ける姫子の目に光が宿ってゆく。

姫子「しずか……怖かったよ……」

 姫子も強くしずかを抱いた。
よしよし、と溜め息を吐きながらしずかは姫子の頭を撫でる。
 傍らで見ていた三花が朦朧とした意識の中でぼそりと呟いた。

三花「私重傷なんですけど……」


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