667:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/12(土) 01:26:13.09 ID:1/mKrnEAO
いちご「ひっ──ぎっ──!?」
意識を手放す事は許されない。
焼かれた身体は時間を遡るように修復され、再び焼かれる。
いちごは絶える事の無い苦痛のループに叩き落とされた。
668:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/12(土) 01:26:43.81 ID:1/mKrnEAO
そして恐怖に恐怖を重ねて萎縮した感覚が麻痺している事に気付く。
今ならやれる。
偉大なる名前を以て龍に一泡吹かせられる。
いちご「……私と龍の位置を変換、此所を水で満たした後に液体を硫酸に転換」
669:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/12(土) 01:27:17.58 ID:1/mKrnEAO
硫酸の水泡は彼女の身体を濡らす水と反応して牙を剥く。
衣を溶かし、爛れた皮膚を焼き続け、眼球を壊し、喉から流れ込む酸は臓器を焼く。
姫子「逃げよう……。今直ぐ此所から」
670:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/12(土) 01:27:47.82 ID:1/mKrnEAO
ぞわりといちごの背筋に何かが這った。
彼女はまるで慣れ親しんだ友人にそうするように、いちごの背中から覆い被さって腕を回す。
和「唯、じゃないのよね……?」
671:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/12(土) 01:28:13.63 ID:1/mKrnEAO
震えるいちごの頬をなぞりながら彼女は巨大な空洞が出来た天井から空を仰ぐ。
不気味なほどに黒く曇った空から舞い散る雪は美しい幻想を創り上げていた。
いちご「…………」
672:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/12(土) 01:28:48.94 ID:1/mKrnEAO
憂「お姉ちゃん」
凜とした声が響いた。
憂の周囲の空間は蜃気楼に覆われたようにぼやけている。
空間という概念すら憂の闘気の前には自壊するしかないのだ。
673:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/12(土) 01:29:53.31 ID:1/mKrnEAO
いちご「当然。我が黄金錬成に不可能は無い」
唯「はいはい、そげぶそげぶ」
そんなノリ
674:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 01:44:08.59 ID:uUB+htcAO
乙
唯「SI 俺たちはいつでも2人で1つだった」
憂「お姉ちゃん大好き♪」
675:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 02:02:53.62 ID:7mMXAdeho
憂さんはやっぱり天を割ってやってきたか…まるでバキシムだな。
676:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/12(土) 02:05:20.37 ID:QQlQyTbFo
乙です!
この唯ちゃん無敵だけど、どおやって硫酸ボールから抜け出したの?
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