953:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:40:56.26 ID:DuwF8WnAO
近くに街灯は無い離れの道。
それなのに背後から火を灯されているような奇妙な明るさがあった。
振り向かずともその存在を認識出来る明りはかつかつと音を立てて歩み寄って来る。
一瞬とも、永劫とも思える時間が過ぎ去った。
数歩分の距離を置いて光の足跡は鳴り止む。
梓「……っ」
振り向いて引き金を引かなければ。
その想いが実現される事は無かった。
梓「え?」
銃口を忍び寄る者の眉間に突き付けたつもりだった。
だが梓の目の前に広がるのは光一つ無い空虚。
「こっちだよ」
直後に声の主は梓を背後から抱き締めた。
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