956:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:42:28.70 ID:DuwF8WnAO
文恵「…………」
文恵は一瞬だけ面食らったような顔をしたが、直ぐに温厚な笑顔を浮かべる。
梓「貴女がここ最近でどれだけの事をしてきたかは知ってます。弱い者苛めが過ぎる人にトップランカーでもない私が言い寄るわけないじゃないですか!」
銃口を文恵に向け、引き金を絞る。
だが引けなかった。
うっすらと微笑む文恵の頬に、一筋の涙が伝っていたから。
梓「え……?」
その涙の理由が梓には分からなかった。
こうして会い見えるまで、血も涙も無いような人間だと思っていた。
何故泣く? 何故悲しい?
考えたところで分かりはしない。
理屈で語れる涙など存在しないのだから。
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