過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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208: ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/09(木) 22:30:40.69 ID:JQ0q84U0
「さっむー。おでんおでん」


コンビニから少し歩いたところにある公園のベンチに、番外個体と一方通行は並んで座っていた。
二人の間に置かれたおでんの容器からもくもくと湯気が上がっている。


「ん、……凄い! 美味しいんだけど。コンビニも侮れないねぇ」

「こンくらいのレベルなら家でも作れそォだな。大根と卵は前の日から煮込ンでおいて……」

「うっわぁキモいんですけど。主夫力発揮しすぎじゃない?」

「うるせェよ、つーかこのおでンはレベル3未満だな」


番外個体は一方通行を無視して餅巾着を頬張る。
あっつ! と顔をしかめながらもきゅもきゅと咀嚼して、


「んぐ!?」


いきなりじたばたと喉を押さえて暴れ出す。
どうやら餅が喉に詰まったらしく、げほげほと咳き込んでいるが効果は出ないようだ。
一方通行はそんな番外個体を見てあわてふためると、


「どォした餅かァ!? ふっざけンな、何が汁だくおでンですかァ!? オイちょっと口開け!」


番外個体の口の中に細い指を突っ込んだ。番外個体が一層激しく暴れ出す。


「んぎゅぐぅ!?」

「馬鹿オイ暴れンな!」

「んえ、……おぇえ」

「……、人に向かってゲロ吐いてンじゃねェよ!」


餅巾着と一緒に吐き出された夕食の残骸などを指さす一方通行。
番外個体はむせながら、顔を赤くして目尻には生理的な涙まで浮かべつつ、


「痛ってェ!?」


問答無用で一方通行の横腹を蹴り飛ばす。


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