過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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409:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2010/12/29(水) 22:45:44.86 ID:rViqN4A0
「……おはよう。ミサカの熱、下がったかな」
「ン、昨日よりはマシだな。もォ38度はねェよ」
一方通行がそう教えてやると彼女はにへら、と朝特有の笑みを漏らして、
「そっか、良かった。どうりでちょっと楽なはずだ」
「俺は起きて色々準備すっけど、オマエはまだ寝とけ。ちゃンと布団も掛けて、あと今頭に貼ンの新しいヤツ持ってくっから」
「うん。あ、そうそう、午後で良いんだけど、ミサカ最終信号に用事あるー」
一方通行が彼女に布団を掛け直していると、番外個体がそんなことを言い出した。
「用事? ミサカネットワークでどォにかなンねェのか? つーか無理すンな、俺が代わりに行くかァ?」
「ううん、直接会いたいかな。……実はあなたを出し抜く感じで悪いけどさぁ、あの子にプレゼント買ってあるからね」
「あー、それ俺も買ってあるンだが」
きょとん、とした顔で一方通行を見返しつつ、番外個体はワンテンポ遅れて
「うぇ、折角ミサカの好感度上げようと思ったんだけど、あなたも買ってたなんてねぇ。じゃあ一緒にサンタさんになろうよ」
「オマエの体調が良くなってたらな」
「うん、ミサカがんばる」
何を頑張るのだろう、と一方通行は疑問に思うも、まだ眠そうな番外個体とは会話を成立させるのは困難だと結論づけて部屋を後にする。
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