過去ログ - 番外個体「――ただいま、帰ったよ」
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953:1 ◆3vMMlAilaQ[saga]
2011/03/18(金) 14:18:03.32 ID:SMLw9DYPo
それを聞いた一方通行の動きが止まる。
番外個体が羞恥のあまりぎゅっと閉じていた瞳を恐る恐る開くと、
「な、何? 何か目線が若干下のになってるけど」
「い、いやァ、だからその、何つーか。……それで透けてンのかなァと」
「ッ!?」
衝撃の事実を告げられて、番外個体が狼狽する。
身体を起こす暇も惜しんで音速並みの速さで顎を引き、
……『お母様』譲りの豊かな膨らみのトップは、確かに勃ち上がって存在を主張していた。
「や、これはちが、う、ふぇぇ……毛布、取って」
今日だけで何度目か、じわじわと番外個体の瞳に涙の膜が浮かぶ。
羞恥のあまりこのまま消えてしまいたいとさえ考えて、しかし頭上からの声で掻き乱された。
「……ったく。目ェ赤く潤ませて泣きそォなツラしてよォ、逆効果ってのが何で分っかンねェかなァ」
昂ぶった声は番外個体の中に巡る血を凍らせ。
それでもぞくぞくと、彼女の身体は歓喜に震えてしまう。
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