過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
↓
1-
覧
板
20
38
:
第二話 『部屋と彼シャツ計画とミサカ』
[saga]
2010/11/27(土) 20:22:34.70 ID:cPRQijA0
出勤や通学ラッシュで混雑する駅前を、杖をついて器用に闊歩する一方通行は
携帯を開いて通話を始めた。
キチンとどちらかに報告を入れるように、小さな同居人の同じ顔をした『お姉様』から
念を押されている。
ピリリリ………と数回コール音を響かせてから、回線の向こう側の相手は電話をとった。
今日は2限からとか言っていたから、まだ寝ていたのかもしれない。
そんなことを気にする一方通行ではないのだけれど。
「オイ一発で出やがれ、三下ァ」
「こっちはまだ寝てたんだぞ?無茶言わないで下さいよ」
やはり寝ていたらしい。
「で、どうだった?ちゃんと借りれたのか?」
「あァ、まァな。適当言って借りてきた。今着てる」
「おうおう、素直に言えたんだなエライエライ。……嬉しそうにしてたか、打ち止め」
「嬉しそうっつーよりもどっか飛ンでたな、意識が。ボーッとしてた」
「それは何より。な、やっぱ上条さんの言った通りだったろ?」
「………ゴチャゴチャ煩ェんだ、テメェはよォ――― 切るぞ」
「オイちょっと待てよ!!」だとか「少しは感謝しろっつーの!」だとか聞こえてきたが、
まあ気にしない。
ウザイだけだ。
しかし打ち止めのあんな顔は久々に見たような気がする。
弁当を渡しに行った時も少しは見れはしたが、最近はコチラを見ては思い悩んでいるような顔ばかりしていた。
本当に久しぶりだった。
あんな、花が飛んだような笑顔は。
確かに少しは感謝すべきなのかもしれない。
全ては、上条当麻の計画通りだったのだから。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/706.61 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1290833510/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice