過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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796:第十五話 『部屋と接触とミサカ』[saga]
2011/01/24(月) 22:22:00.51 ID:ptzVABBF0






学園都市では非効率的と見做されるレイピアやドレスソードを装備するのは、魔術師である証だ。
一方通行07号は戸惑っていた。
だが何故彼らが自分を襲う?捕らえようと手を伸ばす?

(―――――……マスター……?)


ぼんやりとした頭が反応を遅らせた。
その一瞬を突いて鋭く磨かれた戦斧が拳銃を持った右手に向かって振り翳された。


咄嗟に反射を発動させるが演算能力の意識散乱と、魔術という非科学的な法則に対する超能力の歪みから能力が上手く適応しない。
幸いにも打たれたのは戦斧の逆場の部分であったが、激突の衝撃だけは免れずフラフラ揺れる力無い体が薄汚い路地裏の壁へと叩き付けられた。



「ぐ、は……っ」



ゲポ、と不吉な声が口から洩れた。
覚束ない視線をゆっくりと移動し、口元に宛がった手を見遣る。


ドス黒い血が、ベッタリと付着していた。黒く見える血は胃からの出血だった気がする。
学習装置の知識を振り返る。が、朦朧とする頭から引き出したものでは合っているかの保証すらできなかった。






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