過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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801:第十五話 『部屋と接触とミサカ』[saga]
2011/01/24(月) 22:24:28.44 ID:ptzVABBF0





「――――此処で間違いないワケね」

「うん。あくせられーたと同じ……でももっと弱い能力の反応が此処からする」



心理定規の『尋問』から一方通行クローンの上位個体の存在を知った結標淡希と滝壺理后は、独自の判断からその居場所を追っていた。
当初13体しか感知されなかった反応だが、捕らえた05号の証言だと上位個体00号はかなり複雑な装置でその居場所を隠蔽されているらしい。


明らかな滝壺対策だ。
『敵』は能力追跡への対策として能力者のAIM拡散力場を極力洩らさないよう造られた装置を保持している。
だからこそ、当に製造されたクローンであっても実際に能力を使うまで滝壺は、同じ能力反応が重複するこの以上を感知出来なかった。
しかし同じクローンの証言を参考にしたころで、能力追跡によるAIM拡散力場の反応測定誤差を修正し今度は何とかその居場所を感知出来た。



「でも、よかったの?魔術の事はつちみかどかうなばらの意見を聞いてからって――――――」

「良いのよ。アイツらに聞いてからじゃ標的に移動されちゃうかも知れないし、クローンは所詮科学側なんだから私達でも何とかなるし。
 …………それに何より、アイツらじゃ私を対上位個体戦には回さないでしょうしね」


ボソリと付け加えられた台詞に滝壺が首を捻ったが、結標はそんなこと気にしていられない。
この戦いには、アルビノショタを我が手中に収められるかが掛かっているのだ。
自分をショタコンと罵る奴らに知れたら、それを阻もうと麦野辺りを派遣してくるかもしれない。



「そんな事……許してなるものですか……」



ウフフフフフフと気味の悪い笑みを浮かべる結標に、珍しく顔を顰めた滝壺が僅かに引いた。






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