過去ログ - 打ち止め「あなたのYシャツ貸して欲しいな!ってミサカはミサカは…」一方「あァ?」
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842:第十六話 『部屋と命とミサカ』[saga]
2011/01/29(土) 19:33:50.66 ID:aHvdUUFQ0



「――――――ミサカはこの同胞を、救いたい、です」



10039号が小さな声で呟いた。



「10032号の言う通り、上位命令文を受けるため彼の脳内には極小チップが埋め込まれているのでしょう。
 障害となるのが電子機器なら、ミサカ達はこれに対抗できます。だから、――――――――」



そして、真っ直ぐと大事な姉妹を見渡す。



「だから、どうかミサカと共に立ち上がって下さい。とミサカはキョウダイ達を促します」



機械を壊せなくてもいい。
要は機能できなくすれば、それで全て解決する。
しかしオリジナルの第三位、『超電磁砲』・御坂美琴と異なり彼女達には1人でナノサイズの精密機器を制御することは難しい。
ならば、



「……まあ、そう改められなくてもミサカはセロリ派だし協力するつもりだけど……とミサカはお姉様並みのツンデレっぷりを見せつけます」

「ミサカは削板派だが協力するぞ。つーか『協力』じゃなねえだろ、お前1人の問題でもねえし」



ミサカも、ミサカもと次々に声が上がる。
1人で解決できない問題は、手を繋いで取り掛かればいい。


重ねられた幾人分の手が、静かに07号の額へと添えられた。









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