過去ログ - 麦野「ねぇ、そこのおに〜さん」2
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11:とある星座の偽善使い(フォックスワード)プール編―5
2010/12/09(木) 21:03:30.08 ID:Td4mkwAO
土御門「おーおーカミやんの時とはエラい違いだにゃー…レベル5最恐の第四位でも彼氏の前じゃ」

麦野「関係ねえよ!!カァンケイねェェんだよォォォ!!その趣味の悪いグラサンには出歯亀機能もついてんのかァ?ツラ出せ狸野郎!そのニヤケ面上下左右にブチ割って、腐ったハラワタまでジュージュー真っ黒焦げのイイ男にしてやるからさぁぁぁっ!」

上条との三度目の戦いから奥底に封じ込められた内なる怪物の目を覚まさせる。己の闇を乗り越えた麦野はそれを飼い慣らす。同じ暗部なら容赦も躊躇も逡巡もしないと。

土御門「狂いっぷりは相変わらずだな原子崩し。吼えるな。今日は上からのメッセージじゃない。お前個人に対する助言だ」

土御門に動じた様子はない。聞く人間の鼓膜はおろか叫ぶ人間の声帯を潰すような怒声を聞いても揺るがない。

麦野「はぁん?アドバイスぅ?遅めのランチにオススメの店でも教えてくれるって?…その舐めた口血吐く以外に使えなくしてほしい?静脈ブチ裂かれてテメエの血で溺死してぇのか何様なんだよテメエはァァァッ!」

土御門「聞け。第六位からの確定情報だ。七月二十日から上条当麻に向けた目を離すな、とな」

麦野「はあ?」

第六位、という単語に麦野のドスの効いた声音が水を打ったように止む。この間は学園都市上層部、今度は行方不明の第六位からの伝言?何の冗談だと再び罵声を上げようとするが――

土御門「第一九学区」

麦野「!?」

土御門「あの時上条当麻が自分一人の力と足だけで辿り着けたと本当に思うか?」

麦野「なっ、にをっ…!」

土御門「完全下校時刻も過ぎ、足もないまま第三学区から第一九学区まで誰の助けもなくこれたとでも?」

麦野は覚えている。あの月下と星空の下に上条が現れた時…彼は三人乗りのバイクで来た。残る二人は暗がりで見えなかったが、上条はあの場にいた滝壺に『友達』と紹介していた。

麦野「(もしかしてあの場に第六位が?)」

なら同乗した滝壺ならわかるか?金髪野郎ではないもう一人を…いや違う。今考えるべきは第六位の正体ではない。どんな能力かはわからない。だがそれは重要ではない。

麦野「(当麻が…危ない!?)」


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