2:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/13(月) 23:47:17.21 ID:3lTmpGgo
――――痛い。
彼女たちにも痛覚が存在する。
そんな当然の事実を知った時、少々驚いた覚えがある。
だがその痛みすら、今の自分には心地良く感じて。
「なンだなンだなンですかァあ? もォ終わりかァ??」
……彼女は、何を考えているのだろうか?
すぐに解放されたいのか。それとも次の一手を探っているのか――――
「ったく歯ごたえがねェ。……さァて、オマエはどォやって殺して欲しい?
選ばせてやってもいいぜ」
――――めちゃくちゃに犯して侵して壊して潰して食して欲しい。
願望が、口から漏れることはない。
「チッ、反応無しかよ」
舌打ちした彼は、少しだけ考える仕草。
――――そんなポーズまで洗練されていて、美しく、見惚れてしまう。
「決ィめた」
今度は、禍々しい笑顔。
コロコロ変わる表情を、ずっと眺めていたかった。
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