25:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/14(火) 21:27:31.00 ID:avSACfMo
「ふーんってあなた……さっきとはリアクションがえらい違うんだね」
「別に今更その程度たいしたことじゃねェ。
俺は絶対能力進化(レベル6シフト)計画のために、
自分のためだけに一万体以上ものクローンをコワしたンだぜ?」
「そっか……そうだったね」
「それに十分理に適ってやがる、反吐が出るほどにな。
俺が統括理事会の立場だったとしても、きっとそォしているさ」
そう言う彼は、自嘲の笑みを浮かべている。
彼自身、学園都市で最強であることを自覚していて、
自分の弱点も、重々承知していた。
一方通行を排除したいと考えた場合、首元の電極をどうにかするか、
彼の大事なものを人質にするか。
そこらへんは、統括理事会ぐらいなら簡単に思いつき実行するだろう。
彼の大事なものが、統括理事会にとって替えがききしかも簡単に手に入るものならば、
捨て駒にはもってこいである。
彼女たちに彼を殺させること。
それは倫理観の薄い統括理事会からすれば、あまりにもお手軽な方法だったのだ。
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