過去ログ - 「大好きだよ、一方通行」
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303:泥源氏 ◆88arEec0.g[sage]
2010/12/25(クリスマス) 21:27:52.48 ID:GcS1DpIo



 全く意味がわからないという顔をする一方通行と、
 そして何故かため息をつく杉谷は、気にせずに続ける。


「俺が何故、学園都市の犬なんかしていると思う?
大怪我、失職、そこにつけこまれたからだ。
理由を突き詰めれば、お前以外いない」

「完全に言いがかりだな」

「お前のせいで俺は俺の正義のために生きられない。
……責任ぐらいとったらどうだ?
隣国じゃ、責任を取らなくてすむのは総理大臣ぐらいだと聴くぞ」

「……それ流行ってンのか?」


 今度は一方通行がため息をつく番だった。
 しかし言いがかりだろうと、杉谷の職を奪ったことは事実である。


「そもそも、なンの地位も権力も持たない俺に何を求めているンだ?」

「……俺はお前を高く買っているんだよ。
いつかお前は誰もが知るような強大な悪になるだろう、とな。
お前という悪のそばにいれば、俺は善になることが出来る。
――――いわゆる、青田買いだよ」

「そォかよ。オマエがそォ思うンならそォなンだろ、オマエン中ではな。
俺としてはそンな名誉欲しくもねェけど」



「ふん、――――お前もいい加減気づいているんじゃないか?
個としての最強なんてものには、全く意味がないことに」



「――――何?」







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