過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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338:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/07/26(月) 02:23:29.29 ID:46.faFwo

「……」

「俺は絶対にいなくなったりなんかしない。絶対に帰ってくる」

「……」

「何があっても、どんなことになっても、絶対に姫神たちのところに帰ってくるさ」

「……」

 姫神『たち』

 その言葉に、胸の奥が僅かに痛む。

(……でもきっとこれが彼の本心で。一番強い約束)

 それ以上を望んではいけない。少なくとも、今は。

 だから姫神はもう一度彼の右手を握り返した。

「約束。してくれる?」

「ああ、約束する。姫神たちに会えなくなるのは、俺も嫌だから」

 即座に、迷いなく頷く上条。

 そうだろう。彼はいまのように問えば、絶対にそんな風に返答するはず。

 それが嬉しくて、そしてやっぱり『たち』でしかないことが悔しくて、姫神はさらに言葉を繋げた。



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