過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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上条と真紅
◆zEntDqWLlc
[sage saga]
2010/11/04(木) 00:47:05.13 ID:Pa4omRIo
○
真紅や翠星石は、つれて歩くのが目立ちすぎる。
インデックスは当初、一緒に行くと言っていたが、流石に薔薇乙女たちだけを家に置いていく訳にもいかず、また、軽くお菓子を作ると言った翠星石の言葉につられて、家に残っている。
そんなわけで、多少の不安は覚えないでもないが一人で家を出ることになった上条は、待ち合わせ場所として指定されたバス亭に到着した。
「ちょっと早かったか?」
小萌の入院している病院は歩いていける距離なのだが、それは上条ならば、という注釈が付随する。体力的に姫神にはきついだろう。
そう考えてバス停を待ち合わせ場所にしたのだが、あまり使わない移動手段であるため、どうもはやく着きすぎたらしい。
停留所のベンチ周辺には、彼以外に人影がなかった。
「だー、あっちぃ。もうそろそろ秋なんだけどな・・・」
手で首周りを扇ぎながら呟く。
Tシャツにジーンズという軽装であったが、それでも十分に汗をかける陽気である。
時計代わりの携帯電話をポケットに戻してから、上条はバス停のベンチではなく、近くの商店軒先に移動した。
まだ開店時間になっていないのか、店のシャッターは閉まっている。今日は平日であるが、ここは学園都市。都市ごと連休である以上、学生が動き出すだろう時間帯に合わせ営業しているのだ。
「…………」
ふと、上条は先ほどしまい込んだ携帯電話を再び取り出した。
ボタン一回の操作で呼び出した電話帳には『土御門元春』の名前。
魔術関係に詳しいという意味ではインデックスを超える者はいないが、相談できる相手という意味では彼が一番だった。
相談を持ちかければ、間違いなく力になってくれるだろう。
どういうわけかこの数日、学校でも寮でも姿を見ないのだが、電話すれば連絡出来る。今すぐに繋がらなくとも、返しがあるはずだ。
上条の指が、通話ボタンにかかる。
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