過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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702:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:44:30.85 ID:oNEmuR9xo

「まぁ詳しい説明は後でじっくりとしてもらいなさい。私もまだワケわかんないことの方が多いんだから。話を聞ける場所は、留置場の中だろうけどね」

「っ……っ……っ……」

以下略



703:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:45:23.71 ID:oNEmuR9xo

 超能力者の演算はすなわち学園都市の常識外と言ってもいい。

「きゃっ!?」真紅の驚声を置き去りに、体内電流を操作した踏み切りが『超電磁砲』の主の身体を一気に3メートルほど移動させ、セーラー服の真横に並ばせた。 

以下略



704:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:46:28.82 ID:oNEmuR9xo

「!?」

 美琴が目を見開く。

以下略



705:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:48:10.60 ID:oNEmuR9xo

 床に伏せ、身をひねるようにして見上げているセーラー服。

 驚愕はセーラー服も同様。

以下略



706:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:49:37.40 ID:oNEmuR9xo


 数秒の攻防を終えた講堂に、美琴が床板を蹴った音が大きな音が響き、余韻を残して消える。

 不利になったのは、あくまでセーラー服側。
以下略



707:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:50:55.19 ID:oNEmuR9xo

「は……?」美琴の口から声が漏れる。

 セーラー服の言葉は続く。

以下略



708:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:52:24.46 ID:oNEmuR9xo



 いつのころからかわからない。

以下略



709:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:55:37.21 ID:oNEmuR9xo

「だから待ってて? 大丈夫よ? すぐだから。すぐに貴女は変わることが出来るから! ちょっとずつ、ちょっとずつだけど、貴女は変わることができるから! この、出来損ないの紛い物の人形と私の魔術があれば、いらないものをそぎ落として、貴女は理想に向かって進んでいけるから!」

 中性的な魅力すら見て取れるセーラー服は、口元に歪んだ笑みを、瞳に歪んだ光を浮かべ、他の誰にも目を向けることなく美琴を見て、言葉を重ねる。

以下略



710:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:56:53.02 ID:oNEmuR9xo

「だからだめ。今はだめ。今は捕まれない。あと少し待って。貴女が女王になったら、私は自分で命を絶つから。貴女の記憶なんかに絶対に残らないから。だから、だから……ごめんなさい!」

 セーラー服が、スカートがまくれるのも気にせず立ち上がった。同時に少女人形の全身から、紫電が発せられる。

以下略



711:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2013/02/09(土) 23:58:46.85 ID:oNEmuR9xo

「きゃああっ!!!」

 途端、翠星石が頭をのけ反らせて悲鳴をあげた。

以下略



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