過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」
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24:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 13:58:52.18 ID:sZDacFKmo
智「すいません、どいてください!」
少しでも眼を離したら雑踏に消えてしまいそうな少女を追いかける。
彼女は走る。脇目も振らず。
そして、その足元には――――
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2011/01/12(水) 14:10:35.48 ID:sZDacFKmo
思わず受け止めて、振り払う。
追っていたのがバレた、と思ったのは一瞬。
少女は倒れていた。
智「ちょ……ちょっと、大丈夫!?」
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2011/01/12(水) 14:17:32.41 ID:7ksue3Ok0
支援
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2011/01/12(水) 14:25:41.94 ID:sZDacFKmo
おにぎりを握った。
理由は一番簡単なもので、基本的に外れがないから。
そして本当の理由は、買い物のし忘れで材料がないから。
だからおにぎりも単純な塩むすびです。
28:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 14:33:18.21 ID:sZDacFKmo
夜子「……」
睨まれる。僕はそれに苦笑した。
それは当然だ。倒れていたら病院か警察へ。
それを思ったのは、ベッドに寝かせておにぎりを握り始めてからだった。
29:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 14:41:22.84 ID:sZDacFKmo
智「とりあえず今日はゆっくりしていって。急ぎの用があるなら今すぐでもいいけど、せめて作ったおにぎりは食べていって」
夜子はおにぎりを見る。
我ながら、美味しそうにできたと思う。
くー、と可愛い音がなった。
30:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 14:51:05.33 ID:sZDacFKmo
夕食を食べ終わり、茶碗を洗った後。
夜子はあいも変わらず、携帯を弄りながらベッドを占領していた。
今日は泊まるのかな、それともでていくのかな。どちらでも構わないけれど。
明日のご飯を炊く準備だけして、居間に戻り、押入れから毛布を取り出す。
冬ならいざしらず、暖かくなってきた今ならこれ一枚で十分だ。
31:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 15:03:33.72 ID:sZDacFKmo
智「なあに?」
自分と出来ている後輩の女の子にでも言いそうな口調で聞き返す。
少しの沈黙があった後、言う。
32:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 15:13:42.68 ID:sZDacFKmo
朝起きると、既に夜子はいなかった。
恐らく帰ったのだろう。昨日の元気さなら心配ない。
僕はそう思いながら制服に着替え、キッチンに行く。
……ちんまりとしたおにぎりが一つだけ、おいてあった。
33:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 15:14:36.92 ID:sZDacFKmo
Chapter
1 呪いの話とおとぎ話
2 溜まり場にて
3 都市伝説を捜そう!
34:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/12(水) 15:24:41.47 ID:NxCig3vE0
そういや智と茜子の子供とかあったな
FDの内容とか結構忘れてるもんだな
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