618:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/06(金) 23:09:43.28 ID:e//dhR8Qo
「っ――のぉ――!」
胸元に向かって穿たれた一撃を浜面は体を落とし首を曲げ強引に回避する。
しかしその無理な体勢では次がない。
619:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/06(金) 23:31:49.09 ID:e//dhR8Qo
組み伏せようとする浜面。
それに抵抗する査楽。
果たしてどちらが攻めているのかも分からないような状態で二人は縺れ合うように転がる。
殴り、蹴り、掻き毟り、不恰好に。
620:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/07(土) 00:29:44.34 ID:6spsu2uRo
「がっ……!?」
突如生まれた痛みに浜面は顔を顰める。
抑えるもののない査楽の手が浜面の喉を突いた。
621:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/07(土) 01:27:44.21 ID:6spsu2uRo
握力ではなく、腕の力で絞められる。
二人の背の高さは同じくらいだ。査楽は浜面を背負うように首に回した腕を吊り上げる。
重力の力も加わり浜面の喉に腕が食い込む。
622:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/07(土) 02:20:53.28 ID:2+FgyOtSO
おつ?
623:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/07(土) 03:39:00.55 ID:tTk4H4flo
眠りの世界へに堕つ…だろうな
624:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/08(日) 23:57:35.30 ID:UQQbwEjRo
さーて、あれも終わっちゃったしこっちもそろそろ本気出さないとなあ
625:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 00:22:18.59 ID:Cu0QJs/Co
――――――――――――――――――――
「っ――は――」
床に力なく倒れたまま滝壺は喘ぐように息を漏らす。
626:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 00:47:58.33 ID:Cu0QJs/Co
滝壺にとって生死のやり取りとは当然であり、もはや呼吸をするのと同義だった。
『アイテム』――その結成は暗部組織の中でも真っ先に行われた。
他ならぬ学園都市の裏を牛耳る正体不明の上役の走狗だ。
627:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 01:01:58.10 ID:Cu0QJs/Co
いっそ全てをかなぐり捨てて逃げてしまえばいいのに。
死にたくないという気持ちは理解できる。それは世界との繋がりを失う事だ。
滝壺は死そのものに恐怖はない。
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