過去ログ - 御坂「名前を呼んで
1- 20
628:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 01:19:02.00 ID:Cu0QJs/Co
『――――知りたいか』

声がした。

遥か遠く。あるいはすぐ近くから。
以下略



629:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 01:43:13.64 ID:Cu0QJs/Co
滝壺の答えがそうならば、浜面の答えも同じだろう。

闇に墜ち、全てを失った少年。
守るべき者、帰る場所、そうしたものを全て奪われた。
だから今彼にそういう掛け替えのないものがあるとすれば、奪われた後に得たもの。
以下略



630:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 02:06:48.22 ID:Cu0QJs/Co
『いい答えだ』

声が再び聞こえた。

『だが“助ける”。どうやって? 勝算はあるのか? オマエは具体的な力を持っているか?』
以下略



631:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/09(月) 02:13:37.85 ID:Xkrsu1YQo
あ、あの気になって寝れないんですけど


632:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 02:24:51.77 ID:Cu0QJs/Co
「…………………………」

滝壺の精神は自分でも驚くほど静かに凪いでいた。
ある種の諦念。あるいは悟りの境地に似た覚悟。

以下略



633:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 02:44:54.06 ID:Cu0QJs/Co
「死なせない――」

意識しないのに呟きが漏れる。

「死なせる――もんか――」
以下略



634:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 03:05:03.34 ID:Cu0QJs/Co
今。今この時。
死が足を掴み奈落へと引きずり込もうとしているというのに浜面は。
浜面が生きるためではなく、滝壺を生かすために力を振り絞った。

その瞬間、滝壺の中の思いは絶対の確信へと変わる。
以下略



635:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/05/09(月) 03:20:13.04 ID:Cu0QJs/Co

(ただ……そうだとしても、今は)

少しだけ、ほんの少しだけ査楽に感謝すべきなのかもしれない。

以下略



636:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 03:32:02.24 ID:Cu0QJs/Co
視界が、認識が、世界がずれる。

夢の中のような不確かな世界で自分が広がって内側に墜ちるような感覚。
査楽のAIM拡散力場から彼の能力を盗み、模倣し、改竄し、何もかも全てを強引に起動する。

以下略



637:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/09(月) 03:39:15.37 ID:Cu0QJs/Co
頭はノリノリなんだけど体が限度なので今日はここで
今週中には一気に素粒子工学研究所戦を終わらせたいと思います


638:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)[sage]
2011/05/09(月) 06:56:22.49 ID:wkRNvOCgo



751Res/479.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice