過去ログ - 上条「身体が……熱い」
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54: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/01/09(日) 00:46:41.59 ID:jfkMHoDO

「はぁ、昨日はアイツに会えなかったな」

溜め息を吐きながら美琴は道を歩いていた。と言いつつ歩いている方向は常磐台の方向とは実は違う。上条のいつもの通学路を知っていた美琴は毎朝会えないかなという淡い期待を胸に、遠回りながらもこの道を選んでいる。

やはり素直になれない美琴はこうして偶然を装う事でしか接触を取れない自分に少し落胆しつつ、周りに目を向ける。

するとやはり所々の道行く学生達は自分を見ていた。

それも当然だ。学園都市内の230万人の中で、たった7人しかいないレベル5の中の一人だからだ。一握りとかそういう問題ではない。

それに彼女の容姿も相乗効果を生み出していた。

「(うー、やっぱり慣れないわね)」

中にはネットリとした視線をも感じる。治安の悪いこの学園都市という街の中でそういった類いのものは少なくなく、またその者らが起こす事件もアンチスキル、風紀委員の中でも問題視されている。

「(まぁとにかくアイツに会いた……って何言ってんのよ私!いや言ってないけど!!///)」

ふるふると首を振る姿はまるで小動物みたいで。彼女の様子を見ていた周りの学生達もそんな彼女の仕草に心奪われていたみたいだ。



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