768: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:51:29.26 ID:3y0709oDO
「当麻………………」
いるかどうかは分からない。
電気がつけられていない様子を考えると、いないのだろうか。
しかし行動しない事には分かりはしない。
ピンポーン──────。
意を決して、インターフォンを押す。
後ろで打ち止めも少し緊張している様な様子が伝わった。
「………………」
反応は、無い。
もう一度、押した。
ピンポーン──────。
「…………………………」
待てど、やはり反応はない。
「いないのかな…………ってミサカはミサカは……」
打ち止めも残念そうに呟く。一方通行は予想していたのか、別に表情を変えたりはしていなかった。
「………………当麻」
呟く。
いないのか。
…………いてほしい。
その想いで美琴のいつもの方法で、ドアを開ける。
ガチャ──────。
ドアが開くと、夕暮れの陽が射し込む窓ガラスがまず目に映った。
そして、中に入った。
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