758:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/07(月) 00:40:19.50 ID:bCEdtaBDO
今日は終わり?
759: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:41:15.49 ID:3y0709oDO
彼の寂しさに沈んだ背中が美琴の脳裏で何度も再生される。
公園での時も。
そして、つい先ほどの時も。
彼は何度も救ってくれたのに。
760: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:42:11.35 ID:3y0709oDO
あれから美琴は何をどうしていたか覚えていない。
気付けばある一室の部屋の椅子にただ座っているだけ。
隣にはインデックスがいて、御坂妹、木山の二人は少し離れた所に座っていた。
761: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:43:28.12 ID:3y0709oDO
場を見る。とんでもなく空気が重かった。
美琴を見る。いつもの彼女……では、ない。
「お姉様」
762: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:44:51.79 ID:3y0709oDO
「黒、子…………?」
その泣き顔に少しだけ驚いた色が付け加えられる。
インデックスも御坂妹も木山も、ただ見守っているだけだった。
763: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:46:05.67 ID:3y0709oDO
「死ぬほど追い掛けて、追い掛けて」
美琴がそうなったとして。
例え自分がどれだけ傷付こうが酷い目に会おうが。
764: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:47:08.80 ID:3y0709oDO
「うぅ…………ミサカは、ミサカはぁ……」
「………………チッ。ピーピー泣くなクソガキ」
765: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:48:06.12 ID:3y0709oDO
──…………息吹き返しやがったかァ。
先ほど見た絶望していた美琴の顔とはまるで違う。
涙の跡は残るが、それは何かを本気で決意したか、そんな様な顔付きだった。
766: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:49:28.90 ID:3y0709oDO
「ンで、探すあてはあンのか?」
「取り敢えず、アイツのいそうな場所に行ってみようと思う。まずは家ね」
767: ◆LKuWwCMpeE[sage]
2011/02/07(月) 00:50:36.28 ID:3y0709oDO
有り得ないほどのスピードで50メートル程の高さまで一瞬で上がり、第七学区の方角へと進行方向を変える。
「舌噛むンじゃねェぞ」
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