過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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◆qPOxbu9P76
[sage saga]
2011/01/03(月) 19:17:36.55 ID:U0p4/PMo
教えてもらったゲーセンに辿り着くと、対戦型ゲームの筐体に座った沙織が対戦相手をぼこぼこにしていた。
もちろんゲームでだぞ!
まるで相手の行動が全てわかっているような動きだ。おまえは超能力者か何かか?
「こら、何やってるんだ」
「お、お兄様!?」
俺の声に反応し、バッとこちらを振り向く沙織。
しかし、ゲームを操作する腕は止まらず、そのまま相手のロボットを爆散させる。
お、おまえ……エスパーか?
「と、とりあえず場所変えようぜ。おまえ目立ちすぎだろ」
実は俺が到着した時点で既にギャラリーに囲まれていて、声をかけるのも一苦労だったくらいだ。
俺達は近くのスタバへと場所を変えた。
初夏とはいえそろそろ暗くなってくる時間。
客入りはそこそこで、大学生風のにーちゃんや、仕事帰りのサラリーマンがメインの客層。
そんな中、俺達はどう見えているのだろうか。
沙織は怒りのオーラを纏って、充血した目でずーっと俺を見ている。
やっぱりどう見ても、年上の彼女に浮気がばれて修羅場中のカップルだよな。
「なぁ、沙織。おまえはこれからどうするんだ?」
「……分かりません………………どうしたらいいと思いますか?」
沙織は悲しげな顔をしてコーヒーを一口飲みそう呟いた。
「そうだな……その前におまえに確認しておきたいことがある」
「なんでしょうか?」
「親父になんて言われたんだ?けっこう話し込んでたみたいだったけどよ」
俺の問いを聞いた瞬間。沙織は顔を真っ赤に染めて、全身をぶるぶると震わせ始めた。
片手で胸を押さえ、もう片手はテーブルの上で固く握りしめている。
「…………って言われたんです」
「な、なに?」
あまりにか細い声だったので聴き取ることができず問い返す。
「塗装は駄目だって言われたんです!」
「……………………え?」
沙織の言うことが理解できず、思わず、まばたきを高速で連射する。
え?なにが駄目だって?塗装?
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