過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.6
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あはっぴぃにゅうにゃぁ2011!
[sage]
2011/01/04(火) 19:39:21.55 ID:chArRJ.0
「……ごめんなさい、お兄さん、全く話が見えないんですけど?」
「えっ!だって……、あれ?、……じゃぁなんであやせがこんな所にいるんだよ!?」
「なんでって言われても、わたし、家に帰る途中なんですけど」
「お前、引越したって……えっ!なに、この近くなの!?、桐乃に聞いても何でか教えてくんなくてよー」
「そうだったんですか?うふふ、引越し先って桐乃の家の左隣なんですけど」
「はぁ?、桐乃の家の左隣ってことは、俺ん家の左隣かよ!」
「まあ見方を変えれば、そうとも言えなくもないですね。あ、そうだお兄さん、ちなみにわたしの部屋は、
二階の右側ですから」
「ってことは、どうなるんだ?…………俺の部屋が家の左側だから……」
「そうですよ、わたしの部屋とお兄さんのお部屋はお隣同士です。まあ、そうはいっても3メートルは離れて
ますけど……これからもよろしくお願いします」
そう言いながら、あやせは深々と笑顔でお辞儀をする。なんだかキャラが違くないか?――誰だこいつ?
あやせが何のお願いをしてるんだか意味が分からないが、それよりも……3メートルって何だよ?
「まあいい、今日のところは頭が混乱してるからいいよ、……ところであやせ?お前が肩に担いでる、
その超長い棒は何?……何に使うの?」
あやせは3センチ角くらいの長い角材を肩に担ぐように持っていた。あまりにも長いため、あやせの肩を支点に
少したわんでいる程だった。
「ああ、これですか?、これ、駅へ行く途中にあるホームセンターで買って来たんですよ!」
「いや、何処で買ったかなんて聞いてんじゃなくさ、何に使うのかって聞いてんだよ!」
「お兄さん?、さっきわたし、お兄さんのお部屋と3メートル離れてるって言いませんでしたか?、
これ4メートルあるんですよ。これだけ長さがあれば十分ですよね?」
「なにが十分ですよね?、だよ。いま分かったよ、お前の言おうとしてるっつーか、やろうとしてる事もな!」
「だったら話は早いですね。助かります。わたしがこの棒でお兄さんのお部屋の窓をコンコンと叩いたら、
何をしていても直ぐに顔を見せて下さいね。さもないと……」
「何だよ、また『ぶち殺します』っつーのか?」
「いいえ、お兄さんがわたしのファーストキスを無理やり奪ったって、桐乃に言い付けます」
「お、お前、人聞きの悪い事言うなよ。……あれはお前の方が……だったろうが!」
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