過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
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125:suzuna ◆XvsKHLIHQc[saga]
2011/01/09(日) 16:13:36.64 ID:RFTfpRYo
昔話。
私は、興味本位で調べるという事をした。
親の都合上、身近にインターネットは存在していたので、パソコンに触れる機会があったのだ。
タイピングやマウス操作には慣れて、次第にそれが「楽しく」なってきたのだ。
私は小さかったので、楽しいことは率先としてやるのである。
しかし、それが仇となる。

サンタクロースは存在している。
それがその時の「自分だけの現実」だった。
だが、いざインターネットの世界へ飛び込むと、そこには自分だけの現実は通用しなかった。
自分だけの現実ではなく、世界の常識がそこには広がっている。
私は絶望した、だけどそれと共に知るという快楽を得た。
もしかしたら、友達はまだ信じているかもしれない。もしかしたら、クラス中で私だけがサンタクロースの正体を知っているのかもしれない。
そう思うと、そのような知識をどんどん知りたくなった。

そうして、私はまたそれが仇となった。
まず一つは、学園都市は世界の常識を捨てろと言うもの。
サンタクロースは存在しない。
しかし、自分だけの現実を広げればサンタクロースは存在する。
シュレティガーのネコ。
存在するかもしれないし、存在しないかもしれない。生きるか死ぬか。
重なりあった状態、確率解釈。
また私は自分だけの現実が崩壊したのである。
何故か、世界の常識が通用しないからだ。

その結果が垣根帝督と言っても過言ではないと思う。


少し長くなってしまった。
垣根帝督と言う存在は今だにサンタクロースの存在を信じているのだろうか?
信じていたとしたら、それはまたメルヘンな話しである。
だが、この常識の通用しない学園都市ならば…垣根帝督はサンタクロースを創り上げるかもしれない。
「かもしれない」という自信の無さは、自分なりの抵抗なのだ。

翌朝。
リビングに行くと絹旗最愛がご飯を作っていた。
チャーハンを作っているみたいだ。量は四人前。ということは、ご馳走してくれるのだろうか?
数分後に、その答えは出てきた。やはり、ご馳走してくれるらしく皿にもって各席に置いていった。

「超自信あります、是非食べてみてください」

あれほど、仲間に入るのを拒んだ絹旗最愛だが、まさかチャーハンをご馳走してくれるとは思わなかった。
…しかし、チャーハン。あまりに簡単に出来る料理である。
嫌いではない。むしろ、好きな方だ。
スプーンを手に取り、チャーハンを口に入れる。
噛み締めると、口の中にある米粒から熱い湯気が出てきて、ほくほくとほうばる。
なんとか、冷ましてから喉を通す。
甘みと塩っ気が絶妙である。
簡単にいえば、美味しいのだ。


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