過去ログ - 垣根「お前が欲しい」初春「……は?」
1- 20
32:suzuna ◆XvsKHLIHQc[saga]
2010/12/12(日) 16:16:14.24 ID:RcmkpT6o
「なぁ、初春ちゃんよ。なんで、俺がお前を欲しがったんだと思う?」

「ま、まさか、私が第一位を倒すキーパーソンだって言うんですか?」

「大正解、正解者にはキスをプレゼント」

「近寄らないでください…」

後ずさる。
本気で気持ち悪かったからである。

「はぁ、とんだ茶番ね。いいから、その理由を言ったら?」

冷たい声がした。
心理定規が、ファイルを全て見終え垣根の方を向いていた。
もしかしたら、妬いた?と思いながらも、この人が心理定規だと言う事を思い出し考えるのをやめる。
垣根と自分に対する距離が縮まったのかもしれないが…考えただけで、少しだけ寒気がする。

「理由は簡単だ、初春ちゃんにはあのクソ野郎が使ってる『ミサカネットワーク』をのっとってもらう」

「ミサカ……ネットワーク…」

「まさか、知らないとは言わないよな?」

「知っているに決まってるじゃないですか、今年一番のニュースですよ」


ミサカネットワーク。
2万体ものクローンが作りだすネットワーク。
意思の疎通、感覚の共有、情報の伝達、全てにおいて他のネットワークに勝るネットワーク。
また、そのネットワークを使い、補助演算をしていると言う噂の、現在の第一位こと一方通行。
つまり、そのネットワークにアクセスし、のっとる事が出来れば

「あのクソ野郎は倒せるかもしれねぇ」

「無茶です、あのネットワークに接続するなんて…アホ毛ちゃんが管理下なのはご存じですよね?」

「打ち止めか」

「はい、権限はすべてあの子にあります。他のミサカが暴走しない為に、あの子は居るんです」

「根本的に考えが違うな、何も『ミサカネットワークを壊せ』って言っているんじゃない、『代理演算機能を壊せ』って言ってるんだ」

「……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
239Res/137.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice