207:とある複製の妹達支援[saga]
2011/01/26(水) 16:17:10.73 ID:37Qky1eyo
安達「それで、イライラが頂点に達した御坂さんの雷が落ちる訳だな、文字通り」
美琴「その通り! なんでそんなに分かっちゃうのー? もしかして、読心能力者だとか!?」キラキラ
安達「いや、無能力者(レベル0)だけど」
美琴「そうなの……? でも、今の私は無能力者だって言われて、はいそうですかって額面通りには受け取れないのよね」
安達「無能力者である筈の上条に、何故か電撃が効かなかったから?」
彼の右手は『特別』だ。
確かに学園都市で彼は『無能力者(レベル0)』に区分されているが、彼のそれは本来の意味での『無能』ではない。
そもそも、強度(レベル)は学園都市の規格で測れる力の有無と強弱をランク分けしているに過ぎず、本当の『規格外』は省かれているだけなのだ。
美琴「―――――――うん、そうなの」ドヨーン
安達「とりあえず、出会いは分かったけど……それからは?」
美琴「え、いやだから……それから街で見かける度に戦いを挑んでるんだけど、いつも適当にあしらわれて……」
安達「――それだけ?」
美琴「そうよ?」
安達「出会ってから一ヶ月の間、ずっと?」
美琴「そ、そうよ!」
安達「(だ、駄目だ、この娘―――!?)」
低レベルだ……あまりにも低レベルな諍いだ……! と、安達は驚愕を隠せない。
超能力者(レベル5)が無能力者(レベル0)に挑む、という異常事態にも関わらず、その動機には緊迫感の欠片もない。
単純に自分の能力が通用しなかったのが、気に入らないのだろうか?
だが、それだけで一ヶ月もの間、一人の男を追い掛け回していると言うのだから、呆れた話だ。
どうせ追い掛け回すなら、もっとマシな理由がありそうなものだが。
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