875:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/07/05(火) 22:16:04.44 ID:oEWSbf3Zo
禁書目録「(不死身だって……死んでも死なないって……言ってたけど)」
――仮にそんな能力が本当に彼に宿っていたとして。
それでも、何かが変だ。
インデックスは感じていた……拭いようのない、違和感を。
自分の中にある『生』の姿と、目の前にいる『生』の姿にズレがある。
例えば、服装。
朝、上条当麻の部屋で出会った時から、昼に一緒に行動している時までの服装と、今の服が違う。
血糊が付いてしまったから着替えたのかも知れないが、魔術師との戦いの最中にそんな余裕があったのだろうか。
例えば、ピアス。
一緒に食事をしていた時も、彼の両の耳にはピアスが光っていた。
傷は能力で塞がったのかも知れない。だが、ピアス穴のようなものまで治癒してしまったのだろうか。
それ以外にも……完全記憶能力で記憶された二人の『生』の姿を頭の中で対比させてみると、僅かな違いがある。
どう見ても、本人にしか見えない……でも、何かが違う。
禁書目録「(まさか、敵の魔術師……!?)」
可能性として思い当たったのは『なんらかの魔術で敵が顔を変えている』だった。
自分の持っている知識の中にも、その手の変装術は数多くある。
……だが。
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