974:とある複製の妹達支援[saga sage]
2011/10/17(月) 22:11:52.09 ID:/I+2gFtzo
〜風紀委員活動第一七七支部〜
初春「――それにしても、どんどん生傷が増えてきてますね。白井さん」ヌリヌリ
打ち身用の薬用クリームを黒子の肌に丹念に塗りつけながら初春は呟いた。
白井「仕方ないですわ。第七学区では比較的被害は少ないですが、
それでも『書庫』の登録データとの齟齬を利用して、能力を悪用する輩は後を絶ちませんし……」イタタ
この上、植物状態の患者の話が広まれば、自棄を起こした使用者達がどんな行動に出るか。
白井「やはり、根本的な解決を図る為には……受けに回ってはいられませんの」
初春「……白井さんが受けとか言うと、変な意味に聞こえますねー」
白井「初春」ギロッ
初春「じょ、冗談ですよー……『幻想御手』の開発者を検挙する、って事ですよね?」
白井「えぇ……使用者達の小規模な取り引きを潰した所で、完全に『幻想御手』の拡大を防ぐのは困難ですの……」
初春「使用者の快復も見通しが立ってませんしね」
白井「開発者を捕えることが出来れば、『幻想御手』自体への対処法も判明するでしょうし。
そして、こんな真似をした、その目論見も――」
――絶対に吐かせてやりますわ。
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