過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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135:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/14(火) 23:28:37.48 ID:BQbw8is0


わかっていたはずだ。

とっくにわかっていて、そして諦めたはずだった。

何を今更気にする必要があるのだろうか。
それはとうに乗り越えたはずじゃないのか。

去年、救いようのない過ちを犯してしまった夏。
もう少しで大切なものを失ってしまうところだった。
そして、大切なものをたくさん手に入れることが出来たはずだったのだ。
掛け替えの無い仲間たちと駆け抜けた夏の日。
あの思い出があるから自分は前を向いて歩いていけるのだ。

「涙子〜どうだった〜?」
「ううん〜やっぱ駄目駄目だぁ〜」
「私もだよ。まぁわかっちゃいたんだけどね」
「先生ってばもう慰めすら掛けてこないんだもん、嫌んなっちゃうよね」
「ほらほら、落ち込んでないでさ。それよりもお昼で終わりなんだからどっか遊びに行こうよ」
「涙子ってばホント変わったよね〜」

そうだ、自分は変わったはずなのだ。
そのようなものに惑わされたりなどしない。

自分は自分なのだ。

『レベルなんて関係ないよ』

そうだ。そう彼女も言っていたじゃないか、『レベル0もレベル5も関係ないよ』と。




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