過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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62:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/12(日) 01:33:19.85 ID:llRuvQc0

それ以上に厄介なのが個性の分化。
最初は人形そのものであった妹達に徐々に個性が芽生えていくのを、一方通行は内心喜ばしく思っていた。

口に出したことは無いが、彼女達がそれぞれ普通の少女達のように、何気ないことに喜びを見出し、何気ないことに怒り、泣き、笑いそして幸せを感じる。
そうなってくれたら、それはどれほど良いことか。

自己満足であり、自己欺瞞であるのを承知で、一方通行はそうなることを望んだ。
彼女達に個性が芽生えていくことを心より願った。


そう思っていた時期が俺にもありましたァ。



『オイ…こンな夜中に何で人の部屋にいるンだァ…?つか、その首輪は…』
『あ、あの……雌豚って…ミサカの顔を雌豚って言いながら踏みつけて…キャッ恥ずかしいってミサカはミサカは…』
『ェェェェェ……』


『なンでお前このクソ早い朝っぱらからゴミ捨て場にいンだァ…?』
『ハァハァ…ぐ、ぐぐぐぐ、グッモーニン…せ、セロリタン……ミ、ミサカに…ミサカにセロリタンのその今にも捨てようとしている使用済み下着のゴミ袋を…
いえ、代わりに捨てておくだけです。ええ…ハァ、そんなハァハァいかがわしいことになんてハァハァ…ちょっとクンクンモグモグするだけで…ハァハァ……
おかしなことにはハァハァハァ…うッ……ふぅ…』
『最後の“ふぅ…”って何だァ!?』
『……いえ、何でもありませんよ?ただミサカ達は一体何処から来て何処に行くのかが気になっただけで…』
『お前今賢者タイムに入ったろォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーー!!!』



「一方通行さんどうしたんですか?」
「いやァ…個性ってなンだろォなァ…」





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