過去ログ - とある夏雲の座標殺し(ブルーブラッド)
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5:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 00:07:15.08 ID:afA5KsAO
結標「どうする…って」

上層部に囚われていたかつての仲間達は既に少年院の特別房より自由の身となった。
同時に結標の負っていた肩の荷も降り、言わば軽い虚脱と大きな安堵の狭間に揺られていた。

結標「案内人は廃業、暗部も解散、私根無し草になっちゃったばっかりなのよ?まだ身の振り方なんて考えられない…」

土御門「そうか。まあ学園都市そのものがなくなった訳じゃない。頭と首がすげ代わっただけだ…長い人生時には休息も必要だにゃー」

そうカラカラと笑いながら、土御門は瓦礫の山に取り残され砕け散ったビーカーの残骸を見やりながら…一羽の折り鶴を手向けた。

土御門「お前もそう思うだろう?――――――・―――――よ」

かつてその中でホムンクルス(フラスコの中の小人)のように科学と、魔術と、世界の全てを見通していた『人間』への餞のように。

土御門「…さて…湿っぽい別れを惜しむのは俺達には似合わない」

そして土御門は海原と結標に向き直る。笑顔という名のポーカーフェイスを貼り付けた海原と、未だ戸惑いの抜けきらない結標へと。

土御門「“グループ”はこれで解散だ」


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