過去ログ - 佐天「時を止める能力……」
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893:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/08(火) 05:42:25.50 ID:BRUWPdZNo

エリザリーナ独立国同盟の街が、一直線に切り裂かれている。
佐天涙子が目指すはその剣撃の威力の最も高い場所だった。

石造りの建物が木っ端微塵に砕け散った場所に、何人かの人間がいた。
それは、上条当麻であったりレッサーであり

──そして右方のフィアンマがいた。


佐天「フィアンマっ!!」

フィアンマ「なるほど、そういえばお前がいたな佐天涙子」

上条「涙子ちゃん!?」

フィアンマ「だが、だがだぞ佐天涙子。お前は俺様の計画には必要が無い」

フィアンマ「使いどころが無いといったほうが正しいか」

佐天「あなたの計画がどうであれ、この戦争を止めるためにはあなたを止めないといけませんからね」

フィアンマ「なるほど、戦争を止めるためにこの俺様を止めると言うか」

フィアンマ「だが例え俺様が斃れたとしてこの戦争が簡単に止まるとでも?」

佐天「すぐには止まらなくても、長引くことは無いはずです!」

フィアンマ「例えば、だ。あまり俺様を舐めるなよ?」

上条「フィアンマ!!」

フィアンマ「お前はメインディッシュだ。食べる前には下準備をしなくてはな」

フィアンマ「佐天涙子、お前は俺様の計画に相応しくない」

佐天「なん、ですって?」

フィアンマ「相応しくないんだよ、お前の気味の悪い左手と共に消えうせろ」ヒュッ


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