912:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/02/08(火) 06:03:15.37 ID:BRUWPdZNo
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その変化は御坂美琴も目撃した。
彼女もまた上条当麻を追い、学園都市の超音速爆撃機に乗り込んでいた。
勿論上層部の命令で軍事力として投入されたわけではない。
ハイジャックのような……、いや完璧にハイジャックしていた。
先ほどまでは地上から浮かび上がった凄まじく巨大な塊に近づこうと思っていたのだが。
唐突に世界が漆黒に覆われ、遥か遠くに青い光点が見えたかと思うと────。
御坂「嘘でしょ!?何よあれ……」
青い光点の中心に何かが居た。
人間じゃ、ない。
何故ならば、その背中から水晶のような、孔雀のような、不可思議な翼が生えている。
その翼が振るわれた。
遥か遠くに飛んでいた御坂美琴が乗る超音速爆撃機の胴体が真っ二つにされた。
御坂「嘘ッ!!!何──」
地上三〇〇〇メートルに投げ出された御坂美琴は恐怖よりも先に、あることに気付いてしまった。
先ほど現れた巨大な要塞の中に──
──見慣れたツンツン頭の少年が居ることに。
時間にしても一瞬、だが御坂美琴は確信していた。
あの浮かんでいる巨大な要塞の中に追いかけていた人がいると。
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