過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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[sage saga]
2010/10/24(日) 17:06:02.34 ID:lnwWc/Yo
同時刻、風紀委員活動第177支部。
柵川中学の一室にある風紀委員の支部だ。美琴のルームメイトである白井黒子や、その後輩である初春飾利の詰めている支部である。
美琴は硝子盤に手を触れて、指紋や静脈・指先の微振動パターンの認証を終えると、支部の扉を開いた。
……と、その瞬間。
「お姉えええぇぇぇ様あああぁぁぁ―――ッ!!」
「そう何度も同じ手を喰うか!!」
扉を開けた瞬間に空間移動を使って飛び掛ってきた白井を、美琴はすかさずその腕を掴んで一本背負いをすることで回避。
その光景を目の前で見ていた固法美偉は驚きのあまり固まってしまっているが、
その奥でパソコンを弄っている初春は、まるでこんなのいつものことと言わんばかりに平然とキーボードのタイピングを続けていた。
「み、御坂さん、いらっしゃい……」
「あ、すみません。お見苦しいところをお見せしてしまって」
「いえ、それより白井さん大丈夫なのかしら」
「大丈夫です。いつものことなので」
本棚に背中から激突した白井は逆さまになったままぴくぴくと痙攣しているが、美琴はまるで気にした様子がない。
それどころか、彼女は爽やかな笑顔を浮かべて固法に挨拶していた。
「お、お姉様……。今日はまた一段と過激ですの……」
「うっさい。パソコンがあるから、電撃は勘弁してあげたのよ。感謝しなさい」
「そんなお姉様も素敵ですの!」
かなりの勢いで本棚に叩きつけられたにも関わらずすぐさま復活した白井は再び美琴に飛びつこうとするが、
これまた簡単にあしらわれてしまう。
美琴はそんな白井を無視すると、奥の方でパソコンに向かっている初春のところまで歩いていった。
「御坂さんお久しぶりですー。いつもいつも、白井さんがすみませんねえ」
「いや、あいつは寮や学校でもいつもあんな感じだから、気にしないで。
それより、今日はちょっと初春さんに個人的な頼みがあってきたんだけど、今大丈夫かしら?」
「ん、ちょっとだけなら大丈夫ですよ。何でしょう?」
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