過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2010/12/25(クリスマス) 18:46:53.67 ID:jZYpsD2o
「ミサカはショッピングというものをしてみたいです、とミサカは早速リクエストします」
「あら、それ良いわね。て言うかアンタいつもその制服ばっかり着てるけど、もしかしなくてもそれしか持ってないでしょ?」
「その通りです。この制服の替えはいくらでもあるのですが、それ以外の服は何も無いのです、とミサカはミサカの洋服事情を説明します」
「それはそれでどういう洋服事情なのよ……」
「あ。そう言えば、一方通行も確か二、三着くらいしか持ってなかったよな?」
「三着だな。外出するごとに毎回ローテーションで着回してる。面倒くせェし」
「それじゃこれから困るわよ? 入院してた時みたいに、四六時中手術衣を着てれば良いってわけじゃないんだから。
決定、服買いに行きましょ」
そして、そんな美琴の一言で、彼らの次の目的地が決定した。
―――――
映画館の周辺にはあまり良い洋服店がないという美琴のアドバイスによって、四人は第七学区にあるセブンスミストを目指していた。
セブンスミストはここからだいぶ遠かったが、品揃えが良いしついでに他の生活必需品も買い揃えることができるということで目的地に決定したのだ。
また一方通行は退院するというのに必要最低限のもの以外は何も準備していないらしいので、他の雑貨も適当に買い集めることになった。
「セブンスミストってこの辺じゃちょっと有名な服屋なんだけど、アンタたちは知らないわよね?」
「前を通ることくらいはあったが、確かに入ったことはねェな」
「ミサカも同じようなものです、とミサカは一方通行に追従します」
「俺でも何度かお世話になってるようなところだからなー。必要なものは大体揃うと思うぞ」
そんな他愛のない話をしながら歩いている四人は、先程漸く第七学区に入ったばかりだ。
彼らのいた映画館は第六学区なので、セブンスミストまではまだまだ距離がある。
休日で人通りの多い大通りを歩きながら、美琴はふとセブンスミストがあるであろう方角を眺めて困ったように眉根を寄せた。
「でも、やっぱりちょっと遠かったかしら。あと何分くらい掛かるか分かる?」
「位置的には三十分程度でしょうか。バスなどの交通機関を使った方が良かったかもしれません、とミサカは進言します」
「三十分かあ。徒歩で行けない距離でもないし、ちょっと微妙だな。この辺には近道できるような路地裏も無いし」
上条のその言葉に、一方通行は密かに少し安心していた。
あれ以来、路地裏に行くことは冥土帰しに固く禁じられている。もちろん一方通行としても、もう二度とあんなところに行きたいとは思わなかった。
「まあ、時間はあるんだからのんびり行こうぜ。途中で良さげな店があったら覗いて見るのも良いし」
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