過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/01/28(金) 02:33:37.87 ID:jMvwQYeBo
「……マジかよ」
「大マジよ。流石のテメェでも、能力を乗っ取られりゃあひとたまりもねえだろ」
「かきね。……本気で行かせてもらうよ。ごめんね」
滝壺の周囲で渦巻いていたAIMが、唸りを上げて垣根に襲い掛かる。
しかし、垣根は大人しく屈しない。
無理矢理に能力を発動させ、滝壺の能力が完成してしまう前にその発動を阻止しようとする。
だが、当然麦野がそれを見逃すはずもない。
それどころか、彼女は滝壺の能力によって垣根の能力が不安定になった一瞬の隙を狙う。
そして。
―――――
「ぜえ、ぜえ……、あ、アンタ、いい加減にしなさいよ……。どんな体力してんのよ……」
「そ、それはこっちの台詞だ……。こんな時間まで追い掛け回してきやがって……、ああもう、不幸だ……」
「とり、とりあえず一時休戦よ……、そこのベンチで休憩しましょう」
「賛成……」
この時期にこんな時間までずっと追いかけっこをしていたものだから、二人とも汗だくのへとへとだった。
と言うよりも、よくもまあここまで体力が続いたものだ。
追いかけっこを始めたのが学校が終わってすぐなので、もう何時間走り続けていたのか、考えたくもない。
二人はいつもの公園のベンチに揃って凭れ掛かりながら、荒れた息を整えていた。
「まったく、ちょっと勝負しろって言ってるだけなんだからそんなに逃げなくたって良いじゃない。手加減してあげるのに」
「あのなあ、電撃ビリビリを喰らうのがどれくらい痛いか知ってるか? 気絶するんだぞ? 超痛いんだぞ?」
「そんなこと言ったって、アンタはどうせその右手で全部防ぐんでしょ。関係無いじゃない」
「関係あります! あのなあ、何度も言うが幻想殺しの効果範囲は右手首から上だけなんだよ。それ以外に当たったら普通に喰らうの!」
「知ってるわよ。でもいつも防ぐじゃない」
「それはお前の能力が電気だから、右手を突き出すと避雷針みたくなって勝手に電撃が右手に当たってくれるんだよ。
だからそれで防げてるだけであって、お前にそれを意識して攻撃されたら終わりなんだよ」
「ほほう、これは良い攻略法を聞いたわ。流石のアンタでも雷速には対応できないだろうし……」
「……やばい、余計なこと言ったかもしれない」
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