過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2010/10/27(水) 23:43:52.52 ID:AsXHCfIo
「そンなに心配されるよォなことは何もねェよ。過保護な奴らめ」
「いやいや、それくらい学園都市の外ってのは能力者にとっては危ないんだぞ。お前だって、微弱とはいえ能力が発現してるんだろ?」
「分かったっつゥの。俺だって危ない橋渡るのはゴメンだからな。ほら、オマエらの帰り道はあっちだろ」
「なーんか納得いかないわ……。とにかく、絶対に血迷ったことしないでよ! 分かったわね!」
「ハイハイ。じゃ、今日はそこそこ楽しかったぞ。またな」
一方通行の態度はぞんざいだったが、それでもやっぱり門限が気になる美琴は素直に自らの帰路についていった。
ただし何度も二人のいる方向を振り返り、ぶんぶんと手を振りながら。
やがてそんな彼女の姿が見えなくなってしまうと、今度はまだなんだか難しい顔をしている上条の方へを向き直る。
「オマエはスーパーのタイムセールに行くンだろォが。急がなくて良いのか?」
「いやまあ、確かに急がなきゃだけど……。本当に大丈夫なんだよな?」
「何がだよ? ったく、オマエらは揃いも揃って心配性なのか? 最後の最後に辛気臭ェ雰囲気にしてくれンなよ」
「お前なあ……。はあ、まあ良いや。信用するよ。じゃ、お前も早く帰れよ。仮にも病人なんだから」
「分かってるっての。俺だって早く帰って寝てェ。疲れた」
それを聞いて漸く安心したのか、上条はやっといつもの調子を取り戻してくれたようだ。
そろそろ本当にタイムセールに間に合わなくなるぞと一方通行が脅すと、上条は慌てて腕時計を確認する。
「うお、ホントに時間ねえ! 悪いな、じゃあまた明日!」
「明日も来ンのかよ」
背後を振り返りながら一方通行に手を振って全速力で走るという器用な芸当をしながら、上条はあっという間に去っていった。
一方通行はしばらく去っていく上条の後姿を眺めていたが、やがて飽きてしまったかのように踵を返して病院へと帰ろうとする。
……と、その時だった。
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