過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/03/24(木) 23:07:22.72 ID:bmJudz08o
「何か気になることでも? とミサカは尋ねてみます」
「…………、……いや。何でもねェよ。変なこと訊いて悪かったな」
「そんなことはありません。これからも何か尋ねたいことがあれば何なりと、とミサカは自らの有用性をアピールします」
「ハイハイ。頼りにしてますよォ」
「む。ミサカのことを馬鹿にしていませんか? とミサカは疑いの眼差しを向けます」
「気のせいだろ」
それでもミサカ19090号は納得いかないというような顔をしていたが、一方通行は無視して歩き続ける。
そしてやがて目的地に辿り着いた二人は、ノックをしてから第六研究室へと足を踏み入れていった。
―――――
ぱかり、と携帯電話を開く。
死に体で教室の机に突っ伏していた上条は、それが一方通行からのメールであるということに気付いて顔を上げた。
そのメールの内容は、仕事が終了したので誘いに付き合ってやっても良い、という旨のもの。
上条はそれに適当な返信をすると、再び机に突っ伏した。
……どうして彼がこんなにもぐったりしているのかと言うと、テストの結果が散々だったからだ。
いやまだ結果は帰ってきていないのだが、結果を見なくても分かるくらい酷かったのだ。
ちなみに身体検査の方は、当然のごとく無能力(レベル0)だった。こちらはもはや決定事項と言うか予定調和なので今更気にしない、が。
(うう、これじゃわざわざ勉強を教えてくれた一方通行やビリビリに申し訳が立たねえ……)
特に一晩中付きっきりで彼の面倒を見てくれた一方通行には申し訳なくて仕方がない。
一体、どうして自分はこんなに頭が悪いのだろうか。
一方通行や美琴の優秀さをほんの少しで良いから分けて頂きたい。
て言うか神様俺のこと嫌いすぎだろ常識的に考えて……。
(ちくしょー……)
しかし、悪態を吐いたところでテストの結果が良くなるわけではない。実に腹立たしいが。
そんなこんなでうだうだしていると、横合いから突然土御門が声を掛けてきた。
「どうしたんだにゃーカミやん? 浮かない顔して」
「どうしたもこうしたもねーよ……。テストが……テストがな……」
「そんなん今に始まったことじゃないぜい」
「うう、まあその通りなんだけどな……」
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