過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/03/24(木) 23:12:00.39 ID:bmJudz08o
「それは別にどォでもイイ。でも平均60点以上は取れよ」
「それは無理!」
恐ろしい発言に上条が悲鳴を上げると、一方通行がけたけたと笑う。
それを見ながら、上条は申し訳ないんだか恨めしいんだかといった微妙な気分になっていた。
「つっても、これでもかなりボーダー低く設定してンだぞ?」
「それでも無理なものは無理なんですーお前らと一緒にしないで下さいー」
「拗ねンな」
「どうせ俺なんて……」
ちょっと弄り過ぎたようだ。上条はがっくりと項垂れると、魂が抜けてしまいそうなくらい盛大な溜め息をつく。
流石に可哀想だと思ったらしい一方通行は、そんな上条の肩をぽんぽんと叩きながら慰めてやる。
「所詮、テストなンかただの目安だ。昼メシ奢ってやるから元気出せ」
「本当か!?」
「……オマエ、本当に現金な」
突然元気になってガバッと顔を上げた上条を見て、一方通行は呆れた顔をした。
しかし上条はそんなことなど全く気に留めず、嬉しそうに瞳を輝かせている。先程までの憂鬱っぷりは一体何処に行ってしまったのか。
「ただし、あンまり高いのはナシな」
「分かってるよ。あー良かった、今月苦しかったんだよなー」
「先月も同じこと言ってなかったか? 今度は何したンだよ」
「いや、色々あって特売やタイムセールに行き損ねてですね……」
「あァ……」
少し前までは美琴に追い掛け回されていた所為で、最近は補習や勉強、そして度重なる不幸の所為で……、と言った具合に、
上条の節約しようという努力はことごとく踏み躙られているのだ。
そうした事情を知っている一方通行は、上条を可哀想なものを見る目で見ていた。
「と、とにかく! もうすぐ世間でも昼飯時だし、外食するなら店が混む前に行こうぜ」
「それもそォだな。何処が良い?」
「んー、そうだな……。その辺のファーストフード店とかで良いんじゃないか? 安いし」
「身体には悪そォだけどな……」
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