過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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743: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/02(土) 16:34:27.11 ID:pE+I6oLvo

「えと、御坂さんのお知り合い……ですか?」

「う、うん。まあそんなとこ」

「そうなんですか! あ、私は初春飾利って言います。宜しくお願いしますね」

「あたしは佐天涙子でーす。無能力者ですけどどうかよろしく!」

「初春さんに佐天さんな。俺は上条当麻で、コイツは鈴科。よろしくなー」

「宜しく」

流石に慣れてきたらしく、一方通行は初対面の人間に対してそこまで言葉に詰まったりはしないようになった。
しかしそんな明るい自己紹介の様子を、美琴は何とも微妙な面持ちで見守っていた。

「御坂さん? どうかしました?」

「…………、いや別に。ごめん、私ちょっと外すわね」

それだけ言うと、美琴は四人を残して何処かへと歩いて行ってしまった。
佐天はそんな彼女を見送りながら、不思議そうな顔をする。

「どうしたんだろ? 御坂さん」

「さあ……」

「ま、アイツにも色々あンだろ」

「何だよ色々って」

「色々は色々だ。オマエには分かンねェだろォが」

「はあ?」

意味の分からない一方通行の言葉に上条は疑問符を浮かべるばかりだが、彼はそれ以上何も答えなかった。
それでも思い当たる節を探そうとして上条が考え込んでいると、不意にくいくいと服の裾を引っ張られて彼は目線を落とす。

「ん、どうした?」

「あの、その、トイレ行きたい……」

「トイレ? えーと何処にあったっけ」

「あ、化粧室ならあっちの方向ですよ。私が連れて行ってあげましょうか?」

「いや、悪いよ。方向も教えてもらったし、俺たちで連れてくから初春さんたちはアイツを待っててやってくれ。ほら鈴科行くぞ」

「俺も行くのかよ……」



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