過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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843: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/20(水) 21:13:06.71 ID:4F9GmDFbo

「オイ、何してンだ?」

「……これ。これを襲った大能力者に使うの」

「はァ?」

とてとてと戻ってきた滝壺が手渡してきたのは、何処にでもありそうな音楽プレイヤーだった。
一方通行はそれを矯めつ眇めつしてみるが、やはり何処をどう見ても不審な点など無い。これが一体どうしたと言うのだろうか。

「で、何だよコレ」

「音楽プレイヤー」

「それは見りゃわかる。これを大能力者にどォ使うってンだよ。曲を聴かせるとでも言いてェのか?」

「そう」

ますます訳が分からない。大能力者を襲って、曲を聴かせて、それが一体何になると言うのか。
もしかして適当なことを言っているだけではないのだろうか、という疑念が湧き上がってくる。至極真っ当な感情だが。
しかしその時、滝壺が予想だにしなかったことを口にした。

「それを聴かせると、数時間後に昏睡状態になる。遅行性の毒のようなもの」

「……これが、か?」

「嘘だと思うなら聴いてみて。すずしなには何も聞こえないから」

「?」

だが、そう言われたところで流石に試してみようという気にはなれない。何せ昏睡状態になると脅されているのだ。
確かに一方通行には反射があるが、それでも無駄に危ない橋を渡りたいとは思わない。
それに相手は音。もし一方通行が反射膜が通す音の許容量の幅を間違えていたら、即アウトなのだ。



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