過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/04/26(火) 17:42:39.35 ID:qA9b4sbZo
「わわっ、何なんですの?」
「最初の数ページ、赤ペンで印の付けられた能力者。見覚えはあるか?」
「へ? ちょっと待ってくださいな」
一方通行に促されて、白井は慌てて紙束に目を通してみる。
すると、一ページ目でいきなり彼女の顔が険しくなった。
しかもそれだけでは留まらない。二ページ目、三ページ目と先に進んで行くごとにどんどん彼女の目つきが鋭くなっていく。
「……鈴科さん。何処でこれを?」
「俺に絡ンできやがった不良を締め上げたら落としてった。どォも厄介な連中らしい」
「その不良たちの居場所は分かります?」
「数時間前に締め上げたばっかだが、流石にもォいねェだろォな。絡まれた場所はここから南にある大通りの東側の路地裏だ」
「そうですか……。他に、何か聞きました?」
「そのリストに従って大能力者(レベル4)を襲ってるらしい。襲った後はある曲を聴かせて後は放置、だそうだ」
「曲、というのは?」
「聴いたら復帰不能な昏睡状態になる曲らしい。流石に俺も聴いてねェが、サンプルならぶンどって来た」
「渡して頂けます?」
「あァ。ほらよ」
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