過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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877: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/26(火) 17:43:49.68 ID:qA9b4sbZo

「その『ある研究者』というのは?」

「俺も詳しくは知らねェ。ただ、ピンクの駆動鎧を着て女の声で話してたらしい。
 まァ声なンかいくらでも変えられるし駆動鎧もいくらでも着替えられるから、さっぱり頼りになンねェけどな」

「それだけですの?」

「それだけだ。俺だってもっと情報が欲しいくらいさ」

「…………、分かりましたわ。こちらでも出来る限り調べておきます」

「あァ、頼む」

「ごめん、話について行けないんだけど」

紙束を見せて貰えなかった所為で一部置いてけぼりを喰らってしまった美琴が、所在なさげにしていた。
そんな彼女を見て、白井は溜め息をつきながら紙束を渡してやる。

「あ、ありがと。……あれ、これってこの間病院で見た昏睡状態の患者さん?」

「その通りですわ。しかも、幻想御手を使用した痕跡のなかった方々ばかりですの」

「なるほど。幻想御手を使ってないのに昏睡状態に陥った人たちは、みんなその不良たちに襲われて強制的に幻想御手を聴かされたと」

「概ねその通りでしょう。気絶させて聴かせたらその後は放置、だそうですから使用した痕跡が無いのも当然です」

「不良どもは襲撃後は対象に一切関与しなかったみてェだからな。襲った相手のレベルが上がってるかどうかなンて確認する訳がねェ」

「それ以前に大能力者は幻想御手を使ってもレベルが上がりにくいみたいだから、本人も気付かなかった可能性もあるわね」



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