過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/04/26(火) 17:47:08.83 ID:qA9b4sbZo
『先進状況救助隊本部、先進状況救助隊付属研究所だ。テレスティーナ・木原・ライフライン所長に報告してくれれば良い』
「……なるほどな。お疲れさン」
駆動鎧に不穏を感じさせる暇さえ与えなかった。
一方通行が軽く腕を振ると、それだけで凄まじい突風が巻き起こってすべての駆動鎧を薙ぎ倒してしまう。
状況を把握できていない駆動鎧たちは、混乱から恐慌状態に陥った。
『な、何が……!?』
「オマエらはもォ用済みってことだよ。邪魔にならねェように、ここで暫らく眠ってろ」
がん、と地面を勢いよく踏み抜く。
途端に狭い範囲に巨大な地震が発生し、振動や落下する瓦礫に次々と駆動鎧は傷付けられ、機能を止めていった。
無機質なエラー音が、まるで輪唱のように周囲に鳴り響く。
このままでは全滅してしまう、何とかしなければ、と思ってはいても一方通行の前ではどうすることもできない。
結局、駆動鎧たちは何の抵抗も許されないままに倒れていった。
「ハイ、しゅーりょォー」
数秒後には、そこに立っているのは一方通行だけだった。
気絶しているのか故障の所為かは分からなかったが、駆動鎧たちはみなピクリとも動かない。
「それにしても先進状況救助隊、ねェ。仮にも救助隊と名の付いてる組織がこンなことしてイイのかよ。まァ俺には関係ねェが」
手近に落ちていた駆動鎧を軽く蹴ると、一方通行は足早にその場を立ち去って行った。
無論、先進状況救助隊付属研究所へと向かう為に。
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