過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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931: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/05(木) 23:45:32.85 ID:W4jEtkTQo

「おや、これは超失礼しました。そういう科学者を何人も見てきたものですから。
 ですが実際、科学者は私たちがただ能力を吐き出すだけの人形であってくれれば良いと思っていると思いますよ?
 実験動物は大人しいに越したことはありませんからね」

一方通行は表情ひとつ変えずにそんなことを言う彼女に、何だかうそ寒いものを感じた。
この小さな少女は、一体どんな世界を渡り歩いてきたのだろうか。

「流石に超脅かし過ぎましたかね? 済みません。ただあなたも超珍しい能力持ちのようですし、科学者には十分お気を付けて」

「……あァ。肝に銘じておく」

「是非そうしてください。それと、今回は本当に助かりました。超ありがとうございました」

「いや、俺も最終的には気絶したからな……。そォいや、オマエの仲間とやらは?」

「滝壺さんたちですか? 彼女たちは大した怪我もしていないようでしたので、今頃超後片付けに追われているのではないでしょうか?
 なんだかんだ言ってここからが超面倒臭いところですし」

「ふゥン、ご苦労なことだ」

「ええ、超本当に。はあ、さっさと終わらせて超B級映画を見に行きたいです……」

遠い目をしながら、絹旗はうんざりといった様子で溜め息をつく。
そんな彼女を見ながら、一方通行は意外そうな声を出した。

「映画が好きなのか」

「ただの映画ではありません、超B級映画です。
 あからさまに狙ったようなB級映画ではなく、超本気で予算を掛けてハリウッドを狙った上でずっこけたようなのが好みですね」



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