過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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957: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/09(月) 21:43:52.46 ID:Hdk35R4go

図星を吐かれて、美琴が何とも言えない表情になる。
すると、一方通行が小さく溜め息をついた。

「そンなに事件に首を突っ込みてェなら、風紀委員にでもなったらどォだ?」

「嫌よ、風紀委員の仕事って普段はすごく地味なんだから。道の掃除したりとか迷子の案内したりとか」

「そりゃ、風紀委員だからな」

「私のイメージではもっと普段から危険な事件の解決に奔走する、って感じだったんだけど」

「風紀委員に夢見過ぎだ。警察だって普段はそォいう仕事が中心だろォが」

「それもそうね……。ただ学園都市は確かに事件が多いから、危険なことをする場合も多いみたいだけど」

「学園都市は調子に乗った能力者が犯罪を起こしまくるからな。……そォいや、幻想御手事件が解決したってことは少しは能力者犯罪は減ったのか」

「うん、むしろ幻想御手事件が始まる前よりも減ったみたい。今回の事件でみんな懲りたんでしょうね」

「あれだけの事件を目の当たりにしたンだ。巻き込まれてねェ奴らにも影響を与えてもおかしくねェだろ」

「逆に、それでもまだ犯罪に走るような奴らは本当に救いようがないわね。それとも、よっぽど切羽詰ってたりするのかしら」

何となく甘いものを口にしたくなって、一方通行はコーヒーに砂糖を入れる。
普段はあまりこうしてコーヒーを甘くしたりはしないのだが、突然何だか妙に甘いものが欲しくなったのだ。

「あれ? アンタがコーヒーに砂糖入れるの珍しいわね」

「……何となくだよ。オマエも疲れてるといつもより甘いモン食いたがるだろ」



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